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薬局実務実習日誌2010 in 原田薬局

「薬局実務実習」においては、第三者評価等によりその実務実習事前学習をはじめとする事前学習が十分に行われていると確認された薬学生が、薬局の社会的役割と責任を理解し、地域医療に参画できるようになるために、保険調剤、医薬品などの供給・管理、情報提供、健康相談、医療機関や地域との関わりについての基本的な知識、技能、態度を修得することを目標としている。

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突然ですが問題です(#^.^#)

一般的な料理酒には、少量の塩や酢が混ぜられています。なぜでしょう?


答えは後ほど・・・


原田薬局では近隣の大学に、消毒用エタノールIP液をスプレーボトルに小分けして販売してます。

この事は前回の記事に、もう一人の実習生が書きましたが、少しだけ補足をします。

まず、消毒用エタノールIP液のIPってなんでしょうか?

実はイソプロパノールの事なんです。
どうしてイソプロパノールなんかを混ぜているのかと言いますと、そこには税金のお話が関係してきます。

エタノールを薄めただけでは、例えそれが消毒を目的としたものであっても「お酒」と見なされてしまい、酒税がかかります。
しかし、イソプロパノールを添加することで酒税法における「お酒」とは見なされなくなるため、それだけ値段を安く抑えることができます。
イソプロパノールは安価で毒性が低く、消毒作用もあり、エタノールにもよく溶けるので混ぜるのに、もってこいな成分なわけです。

また、スプレーボトルに小分けする行為は、正式には「小分け製造」と呼ばれる行為です。
「小分け製造」は薬事法第12条第1項に規定する製造業の許可が必要になってきますので、誰でもできる行為じゃないことにも注意が必要です。



もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、冒頭のクイズの答えです。

前述の消毒用エタノールIP液と同様に、料理酒に添加されている塩や酢は、酒税を免れるためのものです。

料理酒ですから体に無害で、料理の味に影響の少ない塩や酢を使っているのでしょう。
「料理酒のほうが安いから、料理酒飲もう(゜▽゜)」なんて思ったら、ひどい目にあうのでやめましょう。
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